2つのリスニング2つのスピーキング
断っておきますが、私は全然英語だめです。どのくらい駄目かは、最後まで読んでもらえばお判りになります。
このブログの文体からもお分かりかもしれませんが、理屈っぽい性格です。論理構成に隙のない、完全な表現を取ろうと試みるのでそこからもお判りになるかと。仕事仲間からも時々言われます。
そういうタイプの人間は完璧な英語を常に目指してしまい、なかなか喋れるようにならないとよく耳にします。
と、まぁ、自分を慰める毎日です。
さて、前置きが長いのも特徴かと思いますが、本題に。
まずはリスニング。
1.音として聞き取れること
これは大前提ですね。でも、一つ一つの単語として聞き取る練習をしてみても、実戦では全く役に立たないというのは、なんとなく経験があると思います。
極端な例で言うと、私の出会ったインド人はインド人同士でも英語で会話します。が、さっぱりわかりません。
音と意味の塊がマッチしないので、全くダメですね。
そしてネイティヴの発音も周りの単語に左右されるので、そこにも慣れが必要ですね。
これは如何ともし難いですが、たくさん聞くしかないですね。
このたくさん聞くは、
日頃たくさん聞く
その場で何度も聞く。(何回か聞くと、単語が変わるか、説明が入ると思います)
があります。ま、普通は前者が大事で、しっかり勉強しようってことなんでしょうが、わたしは特に後者が大事だと思っています。
100%本気の状態で、必死になって聞く時が一番身につくときだと。
2.本当に聞き取れるということ
日本語を聞き取るとき、ほとんどなにも聞いてないような感じでも、受け答えは出来ると思います。 これは脳の中で、次の図のような言葉の広がりを感じながら、聞いているからに他ならないと思います。 やっつけで適当に書いたので、言いたいことのイメージだけ受け取ってもらえれば。
だからこそ、全然無関係な話が引き出されてきて、話の腰を折ることができます。
わたしは最近、これを書き出すことを何度もやっています。これは、単語に限らず、動詞や熟語といったもの、何でもできると思います。 余り大きな概念、単語に行き当たると、そこでやめるというので良い事にしてます。
続いてスピーキング
1.人前で何かを説明する
あらかじめ頭の中にあることを説明するのはなんとかなるかもしれません。これは英作文しておいて、それを見ながらというのとは、ちょっと違います。あらかじめ英作文をしてもいいですが、喋る時に見てはダメですね。
メモを作ってしゃべるのは準備段階は本当の意味では身についていませんが、しゃべった後は身についているはず。死ぬほど必死になって思い出しながら100%の集中力でしゃべりますからね。(と、信じています)
2.それまで考えたこと無かったかったことを考えて話す
これはすごく難しいです。わたしには、ほとんど無理。この辺りが、ペラペラかどうかの境目かと。
富士山ってなんであんなに美しいんでしょうか?みたいなやりとりが始まると、そんなのなんとでもなるでしょう?って出来る人は思うかもですが、出来ない人には日本語で悩んで英語にって負のループに。
多分、ヒアリングのところで指摘した、マップの広がりが小さすぎて話が広げられないんだと思います。
ただ、少しだけ悲観しすぎないようにするポイントとしては、実は日本語で考えても答えがなかったとか、なにも言えないこととか、そういうこともあります。「あなたの趣味はなんですか?」わたしはこれに気の利いた返事ができなくて困ります。はい、日本語で。そういうこともあるので、まぁ基本的には前向きに。
私なりの結論
ということで、私が今心がけていることは、単語は文章で覚えろとはよく言われますが、単語を単独で覚えるのは止めて、マップを書いて、出来れば頭に情景を浮かべで覚えようとしています。
さいごに
散々自分は英語できない前置きをしましたが、、、
会社にわたしと同じタイプなのに、英語ペラペラな先輩が居ます。
その人曰く、どんなにテンパろうがいつでも英語だけの思考にさえ手に入れれば、別の人格に近い状態が生まれるとのことで、完璧を目指す性格はどこかに行くとのこと。自分の生まれ育てた言語空間内で、新たな性格や人格に近いものが出来上がる感じだと。
つまり言い訳は、良くない。
やっぱり基礎体力としてマップを広げて、英語で瞬間的に反応していけるようになる必要がありますね。 偉そうなこと書いていますが、TOEICは600点もとれないです。
わたしより得点の高い方、張り切って仕事しましょ〜。
大丈夫、生身の人間はコチラがまだ答えてないのにTOEICみたいに次に進んだりしないですよ。そして採点もしません。
でも、仕事しない人、給料を返納しましょう。