都知事の会見と世間様
まずは都知事の会見
まー、無茶苦茶な説明だわな。
テレビ報道でも、世間の認識と、かなりなズレがあって、そんなのは政治活動じゃないとか。
そんなものを経費にするとか…
まぁ、そもそもの説明がデタラメなんで、どっちみちって話ではあるのだが。
返金するらしい
要するに、個人経営の会社で、なんでも会社の経費にしておいたら得だから、そうしてたら、税務署に「アウト〜」って言われて、「はーい、会社にお金戻しまーす」てのと同じで、戻したところで、国に金が還るわけじゃない。
ま、その分の税金は追徴されるが。
お金の戻り先は、彼の政治団体のはず。
しかも、解散してる団体もあるって調査のタイミングでは言ってたような…
したがって、国民には戻そうが戻すまいが、なんの関係もない。
どっかの会社の金のケースと同じ。(よくある責任とって役員報酬何割カットとも同じ)
で、世間様の有り様
個人経営の会社では、どうだろう?毎日の夕食を誰かと一緒にして、領収書をもらって、交際費にして無いだろうか?
サラリーマンだって、ただの飲み会に議事録つけて、会議費用として落としてないだろうか?
会社の金と政治資金は違う?
それはその通りだ。私的な団体の経理と、税金の投入される政治団体の資金管理は、意味が違う。きっと、そう考えるだろう。
だが先の行為は、納めるべき税金の額に影響している。
例えば交際費は年間800万までは課税対象にならず損金なのだ。どうせ毎日晩御飯は食べるんだから、会社に負担させたら一石二鳥ってな具合だ。
一方で先の舛添の政治資金を、お金には色はついて無いので、税金分は適切に道義的にもなんの問題もない支出ばかりで固めて、問題があった方は政治家が集めた献金と解釈した場合、果たしてどちらか問題視されるべきか?
だから許されると言っているわけではない
ただ、散々世間の感覚とはズレてると言い放っておきながら、肝心の世間様はって〜と随分と褒められた品行方正振りではなかろうかと…
なんか、記者会見で記者からの追及が甘かったのも、己が請求しようと手元にためてある領収書への罪悪感からか?と思わず深読みしてしまった。