コンピュータで相対論をアップデート
宇宙で斜め上を認識するのはなかなかに難しいが
よく斜め上とは言ったもので、科学を物語や読み物としている人からは、思いもよらない表現が飛び出すことが多々あります。
こちらをどうぞ。
宇宙の膨張は想定以上に速かった? 未知の力が存在する可能性も|ギズモード・ジャパン
宇宙空間で斜め上を認識するのはなかなかに難しいが、ここは一旦斜め上だとしておきましょう。多分その意味も通じないかな。
相対論は不完全
さて、以下の意見には賛成です。
それはなくはありません。
相対論は20世紀の人類に大きな進歩をもたらしました。しかし、それと同時に説明のつかない、足りないピースの存在も浮き彫りになったと思います。
いつの時代も、物理学はその時代には正しいと信じられていて、その後の研究によってそうではない事がわかったといったことはあります。
もう少し言うと、その理論は今でも正しいと扱われているものの特定の条件下、若しくはすべてを説明出来ていないことが明らかになり、その場合その理由の解明が次の理論につながるといったこともあるわけです。
なので相対論が、不完全である事は十分考えられ、正しその場合でも、今の相対論が全く正しくないと言う立場は問題で、より広範囲の事象をカバーする理論が登場するか、または適用限界の説明がリーズナブルなものとして受け容れられるというのが行き着く先のはずです。
逆にそうでなければ、現代社会のテクノロジーにも少なからぬ影響、場合によってはテレビもロケットも心霊現象と同列の扱いに陥り、つまりは過去の否定に繋がります。
相対性理論はアインシュタインが20代だったコンピュータのない時代に手書きで書かれたものなので、アップデートされるとしてもわかる気がします。
さてその場合でも、アップデートされるのは、コンピュータのお陰ではありません。
まぁ、ワープロとしてコンピュータを使って、アップデートされたとするならば、もう反論の余地は残されていません。
もちろん反証事例の検出に、コンピュータの力が大きく寄与する事はあるでしょう。ですが、アップデートするのは人間様で、きっと紙とペンです。(コンピュータシミュレーションだとしても、その世界での研究者の思考がその頭脳で行われる過程においての寄与度の話です)
単にコンピュータのくだりが、「もうあれから何年も経ってる」と言う事での比喩であれば、そんな理論は山ほどあって、時間が経っているのでアップデートされるのがわかる気がするなんて、鼻水が出るとしてもわかる気がします。
天才
ちなみに、知ってか知らずかわかりませんが、当のアインシュタインが天才と認めたと言われるジョン・フォン・ノイマンの功績こそが彼の功績をアップデートするという深い意図を含んでいるとすると、、、いやだとしても勉強不足も甚だしい記事だな…